キャリア教育の必要性と背景

1) 20世紀後半に起きた地球規模の情報技術革新に起因する社会経済・産業的環境の国際化、グローバリゼーションがあります。これによる社会環境の変化が、子どもたちの生育環境を変化させ、子どもたちの将来にも大きな影響を与えています。

2)更に、これらによる産業・経済の構造的変化、雇用の多様性・流動化等は、子どもたち自らの将来のとらえ方にも大きな変化をもたらし、自分の将来を考えるのに役立つ理想とする大人のモデルが見付けにくく、自らの将来に向けた希望あふれる夢
を描くことが難しくなっています。

3)このような中、子どもたちが将来自立した社会人となるための基盤を作るためには、学校の努力だけではなく、子どもたちに関わる家庭・地域が学校と連携して、同じ目標に向かう協力体制を築くことが不可欠になっています。

4)そして、子どもたちが「生きる力」を身に付け、社会の激しい変化に流されることなく、それぞれが直面するであろう様々な課題に柔軟にかつたくましく対応し、社会人として自立していくことが出来るようにする教育が強く求められています。

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