延岡商工会議所と延岡市が協働して設置した「延岡市キャリア教育支援センター」の取り組みが、文部科学省と経済産業省が主催する「第10回キャリア教育推進連携表彰」で、優秀賞を受賞しました。1月25日にオンラインで開催されたキャリア教育推進連携シンポジウムで表彰を受けました。

教育関係者と産業会等が連携してキャリア教育に取り組む団体を表彰するもので、今年度は最優秀賞1、優秀賞4、奨励賞3の計8団体が選ばれました。

延岡市キャリア教育支援センターは平成29年度に活動を開始しました。地域のすべての大人を「よのなか先生」として、働く喜びと苦労を市内の小中高校生に語り伝える「よのなか教室」に取り組んできました。

「よのなか先生」には幅広い分野から約200人が登録し、これまでに延べ218回、2万1071人の学生が参加しています。特に令和2年度はコロナ禍にもかかわらず、約70回実施し、延べ8700人の学生が参加しました。

表彰式に先立ち、延岡商工会議所の吉玉典夫会頭と読谷山洋司延岡市長、キャリア教育支援センターの水永正憲センター長が記者会見しました。

吉玉会頭は「地元の企業を知ってもらうだけではなく、道徳や倫理観に基づき、働くとは何なのか、どう生きていけばいいのかを『よのなか先生』に伝えていただく素晴らしい授業だと思います。これからも連携を深めて地域ぐるみで子どもたちを育てる活動を続けていきたい」と抱負を述べ、読谷山市長も「連携をより強固にして日本一、世界一の子どもたちが育つ街にしていきたい」と話しました。